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反復 | Iteration

ドキュメント内 演算的設計手法 : その有為性 (ページ 40-43)

【第 2 章】

2.4 用語

2.4.5 反復 | Iteration

コンピュータが人間に比べて優れている事の一つは,同じことを何度でも繰り返す 事ができるということである.単純に同じ動作を繰り返すだけでなく,繰り返しの中 で変数の値を変えていくことによって,同じ処理の中にも違った結果を生みだすこと ができる.

建築設計における反復の手法は,大きく分けて,2 つの方向性に分けられる.

一つは,ある一つの物を分割していく手法と,もう一つは,再帰的ないしは派生的に 展開していく手法である.トップダウン,ボトムアップという言葉を使うと,前者は トップダウンであり,後者がボトムアップに当たる.すでに定義を述べた言葉をこれ に割り当てると,パラメトリックは前者,ジェネラティブは後者にあたるといえる.

ある一つのものを分割していく手法は,コンピュテーショナル・デザインの技法と して,例えば,ファサードデザインなどに用いられる.ファサードデザインにおける Sub-Division では,ある限定的な境界領域を与え,その領域を分割した後,分割した 各セルに対して,幾何学図形を描く等の処理を行うことによって行われる.3DCAD 内でのスクリプト言語を用いた処理では,自由曲面を分割した点の座標を配列化し,

その配列に対して図形描画の処理を行っていく.この例の最も単純なものでいうと自 由曲面の三角形パネリングがそれにあたる.

再帰的ないしは派生的に展開していく手法は,実効的な設計においては,あまり有 用性を発揮することがないように思われる.と言うのは,生成的手法でも指摘したよ うに,建築設計においては,敷地や大きさの制限や大きさやスケールといった物理的 な事柄が支配的であり,ある物を起点として再帰的ないしは派生的に広がっていく形 態は,建築的な要件の中では,収束させることが難しい.ただし,実験的な建築モデ ルや都市解析などにおいては,この手法は効力を発揮し,例えばセルオートマトンや 群知能を利用した都市シミュレーションなども盛んにおこなわれている.

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[f g.8] サーフェイスを分割して,分割点からあらゆるジオメトリを作成する研究

[f g.9] 再帰的に反復する枝分かれのアルゴリズムに多角形や球体の集合を割り当てて形態創 成をおこなった研究

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ドキュメント内 演算的設計手法 : その有為性 (ページ 40-43)

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